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正宗 悟 備前沓茶碗 共箱
古陶に精通し、自らも生涯を懸けて備前焼を愛していた正宗先生らしい、見る者の胸を打つ見事な風格のある茶碗です。
正宗先生の特徴の一つでもあった赤みのある渋い土味がこの作品にもしっかりと発現しており、少しささくれ立った荒々しい灰被りや、しっとりとした黄胡麻の色彩と上手く調和しています。
ぐっと地に足をつけて踏ん張るかの如きどっしりと構えた沓形のフォルムに、表面の高低差や出っ張りに敏感に反応して立体的に胡麻が出ており、ボリューム感のある贅沢な逸品となっています。
高台や胴、そして胴締め等の造形のバランスも良く、造りと焼き、そして土味の三つが高水準で一体となった作品です。
径１３．９cm×径１２．５cm×高さ８．３cm SOLD OUT
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