人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。

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山本陶秀 作 「備前花入」

山本陶秀 作 「備前花入」

(商品No. 4338)
280,000 円(税込)

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■作品の特徴

神業と呼ばれた他の追随を許さない素晴らしい技を持ち、名品を数多く作り上げた人間国宝 山本陶秀先生の備前花入です。中期頃から晩年を通じて愛用した「マ」の陶印が刻まれており、落款から見て晩年期に制作された作品であると思われます。陶秀先生の窯の特徴の一つである緑色掛かったカセ胡麻が全体に出ており、作品自体がまるで森の中の空間を切り取ったような雰囲気を放っています。そして火間には土と炎のみで引き出した自然な緋色や紫蘇色が入り込み、前述のカセ胡麻と合わさることで花を活かすのに最適な大森林の縮図のような景色としています。晩年期に至ることで従来の陶秀先生の威厳のある作風の中に遊心が生まれ、流れのまま刻み込まれた自由闊達な箆目が絶妙なアクセントとなっています。

■作品の概容

共箱(四方桟)
径12.0cm×径12.0cm×高さ24.0cm

■作品画像

山本陶秀 作 「備前花入」 #1 山本陶秀 作 「備前花入」 #2 山本陶秀 作 「備前花入」 #3 山本陶秀 作 「備前花入」 #4 山本陶秀 作 「備前花入」 #5 山本陶秀 作 「備前花入」 #6

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公開日時:2016-11-24

■作者(山本陶秀)について

山本陶秀先生(1906年~1994年 備前市伊部生まれ)は大正10年に陶芸の世界に入り、1933年に築窯して独立しました。その後京都の陶芸家、楠部弥一氏に師事して技を磨きました。戦後は北大路魯山人やイサム・ノグチらと交友を深めました。「ろくろの陶秀」と呼ばれるほどろくろ技術に優れ繊細な作品を制作し、茶入を主に茶陶の製作も意欲的に取り組み茶陶の名工としての地位を確立。特に茶入を好み、多く手掛けていました。1987年に国指定重要無形文化財保持者となりました。1992年、「六古窯の旅・人間国宝 山本陶秀展」を開催しました。
主な受賞歴・・・岡山県文化賞、三木記念賞、山陽新聞賞、中国文化賞、毎日芸術賞、備前市功労賞、紫綬、紺綬褒章、勲四等瑞宝章、備前市名誉市民


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