人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。

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金重素山 作 「朝鮮唐津徳利」

金重素山 作 「朝鮮唐津徳利」

(商品No. 7177)
220,000 円(税込)

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■作品の特徴

天才陶工と呼ばれた実兄の金重陶陽先生の助手としてキャリアをスタートさせ、
備前の名工として人々に愛される作品を手掛けた金重素山先生の朝鮮唐津徳利です。

1978年に福岡県の徳澤守俊先生の筑前須恵窯にて素山先生が制作し、
徳澤先生が施釉と焼成を行った朝鮮唐津の鶴首徳利です。

素山先生は唐津系の作品はこれ以降も定期的に制作されていますが、
朝鮮唐津に関してはほぼこの1978年の制作のみとなっており大変貴重な作品です。

朝鮮唐津の命とも言える藁灰釉の流れ方が非常に絶妙であり、
スッと伸びた小気味良い首の造りに対し、一気に胴まで駆け下りており、
そこからまるで枝垂れ柳のような絶妙な釉景色を展開しています。

厚みのある口縁部の釉調もまた絶妙であり、青白い藁灰釉がまるで剥けるように流れ、
下からはざっくりとした唐津の良土が僅かに顔を覗かせています。

鉄釉部分は蛇の目高台まで侵入して完全に棚板とくっついていたようですが、
見事な造形と素晴らしい景色を残すため、多大な時間を掛けて磨き上げられています。

使えば使うほどに酒が染みて藁灰釉に貫入がくっきりと現れる事で、
美しい釉調と力強い造形に加えて、得も言われぬ古格を帯びて完成へと至るでしょう。

■作品の概容

愫識箱(四方桟)
口縁5.0cm×胴径8.7cm×胴径8.6cm×高さ17.8cm 容量約300cc

■作品画像

金重素山 作 「朝鮮唐津徳利」 #1 金重素山 作 「朝鮮唐津徳利」 #2 金重素山 作 「朝鮮唐津徳利」 #3 金重素山 作 「朝鮮唐津徳利」 #4 金重素山 作 「朝鮮唐津徳利」 #5 金重素山 作 「朝鮮唐津徳利」 #6 金重素山 作 「朝鮮唐津徳利」 #7

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公開日時:2024-01-03

■作者(金重素山)について

金重素山先生(1909年〜1995年)は備前焼人間国宝の金重陶陽先生の実弟で、1951年頃までは一緒に作陶されていました。

その後、京都大本教への奉仕活動に従事し、備前焼以外の技法も研究されました。

1964年には岡山市円山に登り窯を築窯し独立されました。

1966年に電気窯による緋襷焼成を完成させました。

1982年には伊部に工房を移し、牛神下窯を築窯されました。

1983年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。

1995年に逝去されました。

主な受賞歴・・・三木記念賞、山陽新聞社文化賞、文化庁長官賞、岡山県文化賞、勲四等旭日小綬章


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