人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。

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各見政峯 作 「備前扁壺徳利」

各見政峯 作 「備前扁壺徳利」

(商品No. 5382)
58,000 円(税込)

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■作品の特徴

近代陶芸の巨匠たちの薫陶を受け、独自の境地を切り開いた各見寿峯先生の政峯時代の備前扁壺徳利です。金重陶陽先生や山本陶秀先生など備前焼界の名だたる陶工達から手ほどきを受けた
政峯先生らしい、灰被り窯変の面白さをしっかりと詰め込んだ作品となっています。ねっとりと濃厚な灰被りは見事な隈取を見せており、太陽を写し込んだような見事な抜けと共に登り窯焼成の面白さを凝縮した景色となっています。金重陶陽先生の徳利の十八番でもある扁壺型をアレンジした造形となっており、金重陶陽先生譲りの櫛目や菱形の胴と、政峯先生のオリジナルである二つ耳が見事にマッチしています。

■作品の概容

共箱(四方桟)
口縁3.6cm×胴径10.3cm×胴径9.3cm×高さ11.7cm 容量 約330cc

■作品画像

各見政峯 作 「備前扁壺徳利」 #1 各見政峯 作 「備前扁壺徳利」 #2 各見政峯 作 「備前扁壺徳利」 #3 各見政峯 作 「備前扁壺徳利」 #4 各見政峯 作 「備前扁壺徳利」 #5 各見政峯 作 「備前扁壺徳利」 #6

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公開日時:2019-03-01

■作者(各見政峯)について

各見政峯先生は1935年から岡山県工芸学校(現・岡山工業高校)で漆芸家難波仁斎氏に蒔絵を学んだ後、戦後、金重陶陽先生の作風に感激し、宝瓶づくりの指導を受けたのをきっかけに陶芸の道に入られました。山本陶秀先生にも師事されていました。備前焼の伝統の枠にとらわれることなく、蒔絵の技法を生かした、「絵備前」「金彩備前」、窯変のない赤い肌に縄目を付けた「縄文備前」、窯変の激しい「鬼備前」、須恵器の肌の作品など多彩な表現を創出しています。1969年に日本工芸会正会員、1980には岡山県重要無形文化財保持者に認定されました。1997年には備前焼パリ展に出品しております。絵や書、短歌をたしなみ、歌集もすでに4冊出版しています。松田崋山先生は義弟にあたります。2017年8月に逝去されました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、山陽新聞賞、文部大臣奨励賞、勲五等瑞宝章、岡山県文化賞、三木記念賞など多数/県展審査会員


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