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金重 愫 作 「備前ぐい呑」
(商品No. 5679)
80,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
金重素山先生の長男として円山窯を受け継ぎ、繊細で優雅な土味と力強い造形の調和により多くの人々を魅了する、金重 愫先生のやや前作の備前ぐい呑です。「榎肌」「メロン肌」とも呼ばれるカセ胡麻ですが、本作を見れば正しくその通りであると納得するほどの見事な出来栄えのカセ胡麻で、柔らかな緑色に強烈な皺の入った景色は惚れ惚れするほど見事です。酒豪として知られる愫先生が好んで懐に忍ばせておられるのも本作同様のカセ胡麻の酒呑で、自身が酒豪だからこそ分かるカセの魅力楽しさ味わい深さをしっかりと体現しています。夕張メロンの果肉のように鮮やかな緋色は「冴え返る」という言葉がピッタリで、あまりにも鮮やかなその色合いは乾いていてもまるで輝いているかのようです。堂々とした作りに豪快な高台削りと愫イズムが隅々まで行き渡っており、手に取って眺めていると早く酒を入れてくれと酒呑自身にせがまれているのようです。(箱の状態から見て少し前作ですが、汚れや使用感などは全く感じられません)
■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.0cm×6.8cm×高さ6.4cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2019-11-15
■作者(金重 愫)について
金重 愫先生は金重素山先生の長男として1945年に岡山県で生まれました。京都大学農学部を卒業した1969年から、金重素山先生の下で陶芸の道に入られました。その後、1979年に独立。ろくろで主に茶陶を手掛け、深みのある焼成が持ち味です。装飾をできるだけ排し、己の魂をストレートに土にぶつけることにこだわられています。公募展には余り出品されず、作品発表は個展を中心に意欲を出し、岡山・東京・大阪・名古屋・京都・広島・福岡・熊本の各百貨店等で、毎年精力的に個展を開催、また1995年には独・ミュンヘンで個展を開かれました。1997年には備前焼パリ展にも出品されています。2019年には岡山県文化賞を受賞されました。
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