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吉本 正 作 「備前徳利」
(商品No. 5844)
60,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
備前焼人間国宝 藤原 啓先生の愛弟子で、その理念と作風を受け継ぐ吉本 正先生のやや前作の備前徳利です。平成16年頃の陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品であると思われます。まさに一目見ただけで吉本先生と分かり、心酔した藤原 啓先生の面影をも感じ取ることが出来るという、まさしく藤原備前の理念が行き届いた作品です。これ以上ないほどのキメ細やかさを持つカセ胡麻は絶妙な温度管理を必要としますが、これだけ見事な発色となったのは長い研鑽と努力の賜物でしょう。黄色、緑色、灰色が複雑に混じり合ったカセ胡麻と対を成すのが、紫蘇色から茶色へとグラデーションする抜けであり、しっとりとしたマットな肌合いは「早く酒をくれ」をせがまれているかのようです。(新品で購入後にそのまま開封することなく大切に保管されていた未使用品です)
■作品の概容
共箱(四方桟)
口縁4.1cm×胴径10.0cm×胴径10.0cm×高さ13.6cm 容量 約470cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-04-13
■作者(吉本 正)について
吉本 正先生は1964年より人間国宝の藤原 啓先生の内弟子になられました。以降啓先生が亡くなられるまで19年間師事していました。1975年に備前市閑谷に築窯して独立しました。初窯で日本伝統工芸展・岡山県美術展・東中国支部展に入選し、1986年に日本工芸会正会員となりました。岡山県展・東中国支部展・陶心会展・中日国際陶芸展・朝日陶芸展・日本陶芸展・陶芸ビエンナーレ展・焼き締め陶公募展等に入選、入賞という秀れた陶歴であります。個展も積極的に、1977年より岡山・福山・三原・広島・鳥取・米子・熊本・姫路・神戸・大阪・京都・東京等の各百貨店で開催され、多大の反響を呼びました。1988年、金重陶陽賞の栄誉に輝かれました。そして2007年、岡山県重要無形文化財保持者に指定されました。
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