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曽我 尭 作 「備前面取徳利」
(商品No. 5954)
38,500 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
古備前が焼かれた時代と同じ環境を再現して古の美へと挑戦する曽我 尭先生の、
7月に窯出しされたばかりの新作備前面取徳利です。
古備前の時代の窯焚き様式を再現するため当時存在しなかった耐火煉瓦を使用せず、
現代の窯焚きの常識が通用しない土だけの窯で焼き上げられた作品です。
土だけの窯はそれ自体が巨大な一つの焼き物となっており、
それ故に現代の美を飛び越えて古備前に差し迫るような極上の土味を見せています。
曽我先生の窯では窯焚きをするたびに土窯自体が変容し、
その影響で作品の焼き上がりも絶え間なく変化し続ける特性を持っており、
本作は曽我先生らしい渋めの緋襷の肌が突然切り替わり、
まるで炭化したような灰被りが器の半面を覆っています。
初見では焼け焦げて煤けたようにも見えますが、
よく見ればしっとりとした光沢が出てまるで濡れた石のようでもあり、
曽我先生らしい他に類を見ない独特の焼き上がりとなっています。
また正面部分の抜けはまるで金属のような金彩緋襷の肌となっており、
酒に濡れた姿はまるで焼け焦げた石を手に取って濯ぎ、
再び美しい金の肌へと戻してやるかのような絶妙な侘び景色となっています。
六角形に整えられた造形は曽我先生のこだわりによって驚くほど軽くなっており、
他に類を見ない窯変と相まって唯一無二の存在感を放っています。■作品の概容
共箱(四方桟)
口縁3.6cm×胴径8.8cm×胴径8.3cm×高さ15.3cm 容量 約480cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-08-03
■作者(曽我 尭)について
曽我 尭先生は1984年に東京都で生まれました。
2009年に伊勢崎 淳先生に師事し、2012年に備前市久々井に耐火煉瓦を用いない土だけの窯を築窯しました。
2013年より独立し作陶活動を開始されました。
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