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藤原 建 作 「備前ぐい呑」
(商品No. 5995)
30,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
豪放さと緻密さを併せ持つ色褪せない名工 藤原 建先生の備前ぐい呑です。
登り窯時代の作品で、建先生の代名詞である濃厚な緋襷が素敵な酒呑です。
登り窯の中でサヤか別種の作品の中に入れて焼かれた作品で、
登り窯緋襷らしい小豆色の土肌に濡れたような光沢感の緋襷が掛けられています。
じっとりと肌に染み込むような緋襷の風合いも素敵ですが、
小豆色の土肌の風情ある肌合いが何よりも素晴らしく、
特にマットな肌合いが絶妙で、濡れたような緋襷とた面白い対比となっています。
高めの高台を抉り込むようにして削ることで、
すっと背伸びしたような高台作りとなっているのに対して、
胴はゆったりと横に広がるような作りでとても上品な作品に仕上がっています。■作品の概容
共箱(二方桟)
径6.6cm×6.5cm×高さ5.4cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-09-11
■作者(藤原 建)について
藤原 建先生(1924〜1977年)は、1946年に叔父の藤原 啓先生のもとで陶芸を始められ、
金重陶陽先生、金重素山先生にも師事されました。
また鎌倉の北大路魯山人先生のもとで、食器制作を学ばれました。
1956年に備前市穂波で築窯し独立されました。
以後は様々な展覧会に連続入選をされています。
1970年には近代的耐火レンガを使用して大窯を設計築窯されました。
1973年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
また、勲五等瑞宝章や金重陶陽賞などを受章されました。
次代を背負う備前の指導者として期待されていましたが、1977年に53才の若さで逝去されました。
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