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金重 愫 作 「備前徳利」

金重 愫 作 「備前徳利」

(商品No. 6006)
80,000 円(税込)

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■作品の特徴

金重素山先生の長男として円山窯を受け継ぎ、
繊細で優雅な土味と力強い造形の調和により多くの人々を魅了する、
金重 愫先生の前作の備前徳利です。

陶歴書がありませんが作品や箱の状態から見て、
恐らく昭和末期から平成初期頃の作品であると思われます。

愫先生の円山窯における初期の頃の作品で、
無骨な作風の中に現在の愫先生の作品にも通ずる色気を感じさせます。

口縁部は現在の愫先生の作品よりもやや広がった形状をしており、
がっしりと張った肩の造りなどどことなく道明先生に似ているように感じます。

焼成としては円山窯の濃厚な桟切り窯変が出ており、
灰被り、胡麻、桟切りが混じり合った窯変は全体的に青みが強く、
抜けの部分のネットリとした紫蘇色を引き立てています。

若かりし頃らしい、腰回りにやや土を残した轆轤挽きとなっており、
やや手取りが重いですが力強い箆を腰に入れています。

汚れはありませんがやや使用感があります、予めご了承下さい。

■作品の概容

共箱(四方桟)
口縁3.6cm×胴径8.5cm×胴径8.5cm×高さ12.3cm 容量 約320cc

■作品画像

金重 愫 作 「備前徳利」 #1 金重 愫 作 「備前徳利」 #2 金重 愫 作 「備前徳利」 #3 金重 愫 作 「備前徳利」 #4 金重 愫 作 「備前徳利」 #5 金重 愫 作 「備前徳利」 #6

※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。

公開日時:2020-09-23

■作者(金重 愫)について

金重 愫先生は金重素山先生の長男として1945年に岡山県で生まれました。

京都大学農学部を卒業した1969年から、金重素山先生の下で陶芸の道に入られました。

その後、1979年に現在の岡山市円山で独立されました。

轆轤を使用して主に茶陶を手掛け、深みのある強い焼成が持ち味です。

装飾をできるだけ排し、己の魂をストレートに土にぶつけることにこだわられています。

現在は個展を中心に活動されています。

岡山・東京・大阪・名古屋・京都・広島・福岡・熊本の各百貨店等で、
毎年精力的に個展を開催されています。

また1995年にはドイツ・ミュンヘンで個展を開催されました。

1997年には備前焼パリ展にも出品されています。

2019年には岡山県文化賞を受賞されました。


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