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金重道明 作 「備前徳利」
(商品No. 6079)
180,000 円(税込)
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■作品の特徴
備前焼人間国宝の金重陶陽先生の長男として生まれ、
伝統の中に独自のセンスを盛り込んだ作風で万人を魅了した金重道明先生の備前徳利です。
道明先生の初期から中期にかけて作られたと思われる徳利で、
胡麻や桟切りに加えて緋色や紫蘇色など、所謂スアナ窯変系の賑やかな景色が楽しめます。
金重陶陽先生と共に丁寧に田土を仕込んでいた道明先生らしい、
火の加減で様々な色合いへと変化する千変万化の土味はまさに見事の一言に尽きます。
乾いていても橙色や赤紫色など、非常に多彩な色を内包した素晴らしい土味ですが、
これが水気を帯びることで得も言われぬ色合いとなり、まさしく至高の肴となるでしょう。
スタンダードな肩衝に近い造形ですが道明先生らしい特徴に溢れており、
鋭く素早い糸切り底と、天へ向かって真っ直ぐ伸びるような胴が合わさり、
実際の重量は平均的ながら、非常にどっしりとした風格のある佇まいとなっています。■作品の概容
共箱(四方桟 ※陶歴書がありません)
口縁3.7cm×胴径8.4cm×胴径8.2cm×高さ13.0cm 容量約330cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2020-12-03
■作者(金重道明)について
金重道明先生は1934年に金重陶陽先生の長男として伊部に生まれました。
1955年に金沢美術大学工芸科を卒業されました。
その後、父の金重陶陽先生に師事して陶芸の道へ進まれました。
水指花入などの茶陶の他、幾何学的な造形のオブジェや鉢なども手掛けられています。
国内の展覧会に加えて、海外の展覧会にも出品されていました。
1957年から朝日現代陶芸展に連続3回入選されました。
また、日展にも入選されるなど活躍の場を広げられました。
1960年にはアメリカ各地を陶芸視察されました。
1969年に日本工芸会正会員となりました。
1970年に金重陶陽賞を受賞されました。
1973年に一水会陶芸部委員に推挙され、1980年には日本陶磁協会賞を受賞されました。
1990年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
1995年に逝去されました。
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