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原田拾六 作 「備前火襷ぐい呑」

原田拾六 作 「備前火襷ぐい呑」

(商品No. 6109)
66,000 円(税込)

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■作品の特徴

備前の偉大なる功労者、桂 又三郎先生と共に古備前を研究され、
「末恐ろしい」と言われた鬼才、原田拾六先生の備前火襷ぐい呑です。

拾六先生がご自身の窯で焼成されていた作品の中でも最後期の窯の作品で、
一般的な緋襷作品に代表される優美なイメージを覆す、
キンキンに焼き締まった非常に硬質な緋襷が特徴の酒呑です。

穴窯の中で直接火の当たらない場所で焼かれており、
僅かに青色の混じった白肌に、焼き抜かれて臙脂色になった緋襷が焼き付いています。

口縁部には僅かに侵入した熱風による細かい飛び胡麻の形跡があり、
緋襷用の藁が蝋抜きのようになって面白いアクセントとなっています。

原田拾六先生らしい紐作りによる大胆な造形と十八番の付け高台も見事で、
重厚感はありますが酒器を逸脱するような重量感は無く、
滑らかな質感とくびれた胴の程よいグリップ感が相まって心地よい手取り感になっています。

高台の形状によってややガタつきがありますが使用上問題はございません。

■作品の概容

共箱(四方桟)
径7.5cm×7.5cm×高さ6.1cm

■作品画像

原田拾六 作 「備前火襷ぐい呑」 #1 原田拾六 作 「備前火襷ぐい呑」 #2 原田拾六 作 「備前火襷ぐい呑」 #3 原田拾六 作 「備前火襷ぐい呑」 #4 原田拾六 作 「備前火襷ぐい呑」 #5 原田拾六 作 「備前火襷ぐい呑」 #6

※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。

公開日時:2021-01-07

■作者(原田拾六)について

原田拾六先生は1941年に岡山県備前市で生まれました。

明治大学卒業後に会社勤めをされていましたが、1969年頃から作陶をはじめました。

1971年に小穴窯、その翌年には登り窯を築き本格的に作陶を開始されました。

1975年から古備前研究家の桂又三郎氏の指導で古窯跡を尋ね古備前を研究しました。

1991年に牛窓・阿弥陀山に穴窯を築きました。

特に擂鉢を得意とされており、花器や茶器や酒器を紐づくりを中心に一部轆轤挽きによって制作されています。

東京や大阪など全国各地で個展を開催されています。

1983年にはオーストラリア国立民族博物館で、布志名焼の舟木研児先生と二人展を開催されました。

2000年には日本陶磁協会賞を受賞されました。

2002年岐阜県現代陶芸美術館開館記念展に出品され、作品が収蔵されました。

2005年にはアメリカ・ニューオリンズ・ミュージアムオブアートに作品が収蔵されています。


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