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曽我 尭 作 「備前茶碗」
(商品No. 6135)
88,000 円(税込)
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■作品の特徴
古備前が焼かれた時代と同じ環境を再現して古の美へと挑戦する曽我 尭先生の備前茶碗です。
古備前の時代の窯焚き様式を再現するため当時存在しなかった耐火煉瓦を使用せず、
現代の窯焚きの常識が通用しない土だけの窯で焼き上げられた作品です。
土だけの窯はそれ自体が巨大な一つの焼き物となっており、
それ故に現代の美を飛び越えて古備前に差し迫るような極上の土味を見せています。
曽我先生の窯では窯焚きをするたびに土窯自体が変容し、
その影響で作品の焼き上がりも絶え間なく変化し続ける特性を持っており、
本作ではきめ細やかで色合いの濃いカセ胡麻が発言しています。
造形の面ではかの古備前茶碗只今を彷彿とさせる胴の檜垣文と、
沓茶碗に近い力強く変形し低く構えた造形が非常に迫力があります。
かなり大胆に変形していますがそれだけに掌への収まりが良く、
前述の摩耗しきったような丸みのある質感のカセ胡麻と相まって、
いつまでも掌の中で回していたくなる持ち心地となっています。
また、自然釉を避けて焼かれた見込みでは極上の土味が発露し、
所々に顔を覗かせた石ハゼによる古備前見紛うようなテクスチャと、
濃厚な色合いを持ちながらも、擦り切れて枯れ果てたかのような土味の饗宴が素晴らしいです。■作品の概容
共箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
径13.5cm×13.2cm×高さ7.9cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2021-02-05
■作者(曽我 尭)について
曽我 尭先生は1984年に東京都で生まれました。
2009年に伊勢崎 淳先生に師事し、2012年に備前市久々井に耐火煉瓦を用いない土だけの窯を築窯しました。
2013年より独立し作陶活動を開始されました。
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