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隠崎隆一 作 「黒酔器」
(商品No. 6174)
154,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
備前焼界のみならず世界に名高い異色の備前焼作家 隠崎隆一先生の近作の黒酔器です。
2016年までの陶暦書が同封されており、その頃に制作されたものであると思われます。
一目で隠崎先生と分かる大胆な箆使いによって作品全体が削り出されており、
立体としての面白さを追求したデザインはいつまで眺めても飽きません。
一見備前焼でも定番の一つである三角徳利に類するように見えますが、
実際には六角形がデザインの中心に組み込まれており、
どの面どの角度から見ても様々な六角形の美しい稜線が目を楽しませます。
上から見れば雪の結晶のような六角形が、
三つの面を正面から見れば大盾のような力強い六角形が、
高台部分は三角形が組み合わさった幾何学模様のような六角形が見られます。
そのどれもが土だからこそ表現できるエッジの美しさと靭やかさを持ちm
改めて隠崎先生の造形力の高さに驚かされます。
黒土に酸化金属をごく少量混ぜて作られる黒の塗り土を使用しており、
冷たさすら感じるような非常に硬質な黒の肌がとてもスタイリッシュです。
それでいて背面からはたっぷりと自然釉を受けており、
クールな黒と黄金の胡麻が荘厳な景色を作り上げています。■作品の概容
共箱(四方桟)
口縁3.6cm×胴径10.3cm×胴径9.6cm×高さ12.7cm 容量 約210cc
※恐れ入りますがこちらの商品はカード決済が不可となります。
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2021-03-14
■作者(隠崎隆一)について
隠崎隆一先生は1950年に長崎県で生まれました。
1973年に大阪芸術大学を卒業されました。
「平面から立体への変化」を求めてグラフィックデザイナーから陶芸家へ転身されました。
1975年以降に岩本修一先生と伊勢崎 淳先生に師事されました。
1985年に岡山県瀬戸内市長船に窯を築いて独立しました。
1990年に日本工芸会正会員になられました。
1988年と1992年には茶の湯の造形展で大賞を受賞されました。
1997年には備前焼パリ展に出品され、東京、名古屋、倉敷、ニューヨーク等世界各国で個展を開催されています。
2019年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
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