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越智富雄 作 「緋襷瓢徳利」
(商品No. 6180)
20,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
安倍安人先生のもとで黙々と窯焚きに励み、
未だ満たされぬ想いを陶にぶつける越智富雄先生の窯出しされたばかりの新作緋襷瓢徳利です。
高温度帯での焼き込みを好む越智先生らしく、
キンキンに堅く焼き締まった重厚感のある作品で、
まさに土が高密度で凝縮されているような力強さが感じられます。
安倍一門らしい土味部分よりも緋襷部分の方が多いという「面の緋襷」が、
いつもよりも小振りかつ素直な立ち上がりの造形と合わさり、
まるで古より伝来した名品のような雅味を漂わせています。
さらに面の緋襷に隠れて、立ち枯れたススキのようなか細い緋襷もあり、
消え入りそうなほど儚げな姿が枯れ味を放っているのも特徴です。
今回、土味の面では黄色や白色が抑え青色が強くなっており、
所謂還元緋襷系の渋い色合いとなり、緋襷の濃厚な色合いを引き立てています。
造形焼成の両面でこれまでとはまた違った魅力があり、
越智先生の新しい側面を垣間見ることが出来る作品です。
徳利を酒で満たした後、注ぎ始めはコッコッコと音が大きく、
比較的早めに音が消失する事から呑ませ上手な徳利であると言えます。■作品の概容
共箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
口縁2.5cm×胴径8.1cm×胴径8.0cm×高さ12.9cm 容量 約230cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2021-03-20
■作者(越智富雄)について
越智富雄先生は1949年に愛媛県で生まれ、愛媛県立新居浜工業高校を卒業しました。
1969年からは会社勤めの傍らで鷹美術で絵画と彫刻の勉強に励みました。
1976年に愛媛県にて安倍安人先生の窯焚きの助手を務めながら薫陶を受けました。
1998年に岡山県瀬戸内市牛窓の安倍安人先生の工房敷地内にご自身の窯を築窯されました。
彫刻や絵画を学んだ経験を生かしながら備前焼作りに取り組まれています。
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