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高力芳照 作 「備前酒呑」
(商品No. 6646)
16,500 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
金重素山先生と金重有邦先生に師事しながらも、
気負うこと無く自身の作品づくりを追求する高力芳照先生の、
窯出しされたばかりの新作備前酒呑です。
令和4年5月に窯出しされたばかりの最新作です。
リスクを恐れない攻めの窯焚きによって土の表情を引き出す高力先生らしく、
まるで冷え固まったマグマを彷彿とさせる黒い灰被り窯変と、
琥珀のようなガラス質の黄胡麻が作品の中でせめぎ合っています。
何よりもまず目を引くのは擂座耳のような特異なくっつきで、
これは窯道具として設置した粘土塊がそのまま大量の灰によって固着し、
その絶妙な形状と位置取りが相まって高力先生がそのまま残したそうです。
窯詰めの際に形状などは特に意識はされなかったそうですが、
そのピラミッドのような形たるやカップの取手のような絶妙な持ちやすさがあり、
ついつい摘んで持ってしまい高力先生が残した事にも頷けます。
正面部分の抜けはしっかりと焼き切られた硬質な土味が顔を覗かせていますが、
隈取の周辺ではネットリと濃い紫蘇色の土味がしっかりと残っており、
強い焼きによって土味が引き立てられるという逆説的な表情が面白いです。
また、強い焼き込みが隈取と呼ばれる土味と窯変との境界線にも強く作用しており、
くっきりと出た隈取に更に金彩が出てまるでレインボーアーチのような趣きがあります。■作品の概容
共箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
径7.5cm×6.1cm×高さ6.3cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2022-07-02
■作者(高力芳照)について
高力芳照先生は1970年に兵庫県赤穂市で生まれました。
高校を卒業後、1989年から7年間に亘って金重素山先生と有邦先生に師事し陶芸を学びました。
1996年に備前市閑谷に登り窯を築いて独立し、翌年には初窯を焚きました。
2000年に東京で初個展を開催し、以降毎年個展を開催しています。
2002年には茶の湯の造形展に初入選されました。
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