人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。

 取扱作品

<< 戻る 買い物かごを見る


金重素山 作 「備前湯呑」

金重素山 作 「備前湯呑」

(商品No. 6714)
66,000 円(税込)

売約済

この商品のお問い合わせ

お気に入り登録

  お支払・配送についてはこちら

■作品の特徴

天才陶工と呼ばれた実兄の金重陶陽先生の助手としてキャリアをスタートさせ、
備前の名工として人々に愛される作品を手掛けた金重素山先生の備前湯呑です。

齢五十歳の半ば頃より円山窯にて本格的に備前焼を手掛け始めた素山先生ですが、
共箱や焼成などから本作は六十歳頃に制作された作品であると推測されます。

食器用に調整されたやや粗目の粘土を使用しており、
小さな白い石粒が土肌の表面に多く見られ大変味わい深いアクセントになっています。

窯の焚き口に近い場所にて焼成されており、
正面と見込みにはたっぷりと煙を吸い込んで生まれた黄胡麻が発生し、
その他の部分でもチョコレート色の濃厚な土味が楽しめます。

湯呑ながらも金重素山先生らしい緩急自在の造形は健在で、
ふくよかな腰の丸みと絞り込むように削られた高台は見事と言う他ありません。

■作品の概容

共箱(四方桟)
径7.7cm×7.6cm×高さ8.7cm

■作品画像

金重素山 作 「備前湯呑」 #1 金重素山 作 「備前湯呑」 #2 金重素山 作 「備前湯呑」 #3 金重素山 作 「備前湯呑」 #4 金重素山 作 「備前湯呑」 #5 金重素山 作 「備前湯呑」 #6

※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。

公開日時:2022-09-12

■作者(金重素山)について

金重素山先生(1909年〜1995年)は備前焼人間国宝の金重陶陽先生の実弟で、
1951年頃までは一緒に作陶されていました。

その後、京都大本教への奉仕活動に従事し、備前焼以外の技法も研究されました。

1964年には岡山市円山に登り窯を築窯し独立されました。

1966年に電気窯による緋襷焼成を完成させました。

1982年には伊部に工房を移し、牛神下窯を築窯されました。

1983年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。

1995年に逝去されました。

主な受賞歴・・・三木記念賞、山陽新聞社文化賞、文化庁長官賞、岡山県文化賞、勲四等旭日小綬章


関連商品

 

▲このページの上へ