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伊勢崎 淳 作 「備前黒酒呑」
(商品No. 6773)
66,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
いつまでも枯れる事の無い創造力を持って、
常に備前焼界をリードしている人間国宝 伊勢崎 淳先生のやや前作の備前黒酒呑(ぐい呑)です。
2007年までの陶歴書が同封されており、2010年頃に作られた作品であると思われます。
穴窯でじっくりと焼き締める事で生まれる霧のような黄胡麻が、
黒の塗り土とせめぎ合って独特の景色を形成しています。
本作は胴部にまるでネジのような特徴的な線文が彫り込まれており、
高台を削りながらそのまま勢いに任せて削ってしまったかのようなアグレッシブさが淳先生らしいです。
更にそのネジのような彫り込みが胡麻の集積に影響を及ぼしており、
集まった胡麻の厚みが変化することで口縁部には薄っすらと青窯変が、
胴部では濃厚な黄胡麻がそれぞれ楽しめるようになっています。
作品全体に塗り土による深い艶が出ていますが。
見込みの底では逆にマットな黄胡麻が岩肌のような景色を作り、
外周部や口縁とはまた違う備前らしい酒映りを見せてくれます。
前作ですが汚れや使用感などはございません。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.0cm×6.6cm×高さ5.9cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2022-11-12
■作者(伊勢崎 淳)について
伊勢崎 淳先生は細工物を得意とした伊勢崎陽山先生の二男として生まれ、
幼い頃から陶芸を学び1959年に岡山大学特設美術科を卒業した後陶芸の道に入りました。
作品は花器、皿、茶陶のほか陶壁、オブジェなどの伝統的なものから、
造形志向の作品まで幅広く取り組んでいます。
制作にあたっては成形と焼成を重視し、
素材と窯(穴窯、登窯、電気窯)の特徴を生かした、
現代感覚溢れる作風を持ち味にしています。
また、レリーフ作家の代表格として、多数の作品を発表されています。
1966年日本工芸会正会員に認定され、
1978年から9年間、岡山大学特設美術講師をされました。
1998年に兄の満先生と兄弟揃って岡山県重要無形文化財保持者に認定され、
同年、日本工芸会中国支部幹事長を勤めています。
そして2004年7月、国指定重要無形文化財保持者となられました。
受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞、山陽新聞賞、茶の湯の造形展優秀賞など多数/県展審査委員
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