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隠崎隆一 作 「備前酒呑」
(商品No. 6959)
20,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
備前焼界のみならず世界に名高い異色の備前焼作家、
隠崎隆一先生の前作の備前酒呑です。
平成2年までの陶暦書が同封されており、
その頃に制作されたものであると思われます。
今となっては逆に貴重な隠崎先生の最初期の作品であり、
デビューしたばかりの頃から鋭い造形感覚を持っていたことが分かります。
腰からはうねるように大きく広げつつ、肩で一度窄めた後に、
最終的に口縁部でまた大きく開放されています。
また、見込みでも異常なほど強い轆轤目を残しており、
新たなる未知の造形への変形を渇望しているかのようです。
高台周辺も隠崎先生らしい仕事ぶりが遺憾なく発揮されており、
現在のデザインにも通じる箆で二度抉るような高台や、
当時誰しもが迷わず高台脇に彫っていた陶印を腰へ彫るなど、
現在の隠崎先生を知っているからこその楽しさがあります。
前作ですが未使用品で汚れなどはございません。■作品の概容
共箱(二方桟)
径6.8cm×6.6cm×高さ6.3cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2023-05-27
■作者(隠崎隆一)について
隠崎隆一先生は1950年に長崎県で生まれました。
1973年に大阪芸術大学を卒業されました。
「平面から立体への変化」を求めてグラフィックデザイナーから陶芸家へ転身されました。
1975年以降に岩本修一先生と伊勢崎 淳先生に師事されました。
1985年に岡山県瀬戸内市長船に窯を築いて独立しました。
1990年に日本工芸会正会員になられました。
1988年と1992年には茶の湯の造形展で大賞を受賞されました。
1997年には備前焼パリ展に出品され、東京、名古屋、倉敷、ニューヨーク等世界各国で個展を開催されています。
2019年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
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