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金重 愫 作 「備前徳利」
(商品No. 7084)
70,000 円(税込)
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■作品の特徴
金重素山先生の長男として円山窯を受け継ぎ、
繊細で優雅な土味と力強い造形の調和により、
多くの人々を魅了する金重 愫先生の前作の備前徳利です。
昭和60年の陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品と思われます。
愫先生の円山窯における初期の頃の作品で、
無骨な作風の中に現在の愫先生の作品にも通ずる色気を感じさせます。
口縁部は現在の愫先生の作品よりもやや広がった形状をしており、
首上の厚みのあるの造りなどは非常に素山先生の面影を感じます。
焼成としては円山窯の濃厚な胡麻と、被せ焼きによる緋襷が出ており、
ややざっくりとした土味も相まって無骨な雰囲気を漂わせています。
若かりし頃らしい、腰回りにやや土を残した轆轤挽きとなっており、
やや手取りが重いですが力強い箆を腰に入れて重心を調整しています。
前作ですが汚れや使用感などはあまり感じられません。■作品の概容
共箱(四方桟)
口縁3.8cm×胴径11.3cm×胴径10.8cm×高さ12.1cm 容量 約530cc
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2023-09-30
■作者(金重 愫)について
金重 愫先生は金重素山先生の長男として1945年に岡山県で生まれました。
京都大学農学部を卒業した1969年から、金重素山先生の下で陶芸の道に入られました。
その後、1979年に現在の岡山市円山で独立されました。
轆轤を使用して主に茶陶を手掛け、深みのある強い焼成が持ち味です。
装飾をできるだけ排し、己の魂をストレートに土にぶつけることにこだわられています。
現在は個展を中心に活動されています。
岡山・東京・大阪・名古屋・京都・広島・福岡・熊本の各百貨店等で、
毎年精力的に個展を開催されています。
また1995年にはドイツ・ミュンヘンで個展を開催されました。
1997年には備前焼パリ展にも出品されています。
2019年には岡山県文化賞を受賞されました。
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