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中村六郎 作 「備前酒呑」
(商品No. 7673)
99,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
備前が誇る伝統工芸士で、酒器作りの神様と謳われた中村六郎先生の備前酒呑です。
箱書きや作風から見て60歳から70歳にかけての作品ではないかと思われます。
とあるコレクターが所蔵していた作品で、40年以上前に伊部の街で購入され、
そのまま使うことなく大切に保管されていた未使用品です。
現在の中村家の甘い焼き上がりの初期型である、柔らかなカセ窯変の景色が素敵です。
使用時には水気を吸って緋色がより美しく煌めき、
使えば使うほどにカセ胡麻が育っていくという極上の景色です。
中村六郎先生の代名詞とも言える波打つように整えられた口縁部については、
この頃からその片鱗を見せており緩やかな三つの頂点を備えています。
ただ、本作は晩年期に比べて全体的に小振りになっており、
六郎先生は好きだがゆっくりとお酒を楽しみたいという方にこそピッタリな酒呑ではないでしょうか。
大切に保管されていた作品で、汚れなどはありません。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.3cm×7.2cm×高さ4.5cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2025-06-02
■作者(中村六郎)について
中村六郎先生は1914年に岡山県備前市で生まれました。
終戦までは会社勤めをされていましたが、金重陶陽先生に薫陶を受け窯焚きの技術等を習得されました。
その後、1961年に六郎窯を築いて独立されました。
1986年には伝統工芸士に認定され、同年岡山日日新聞賞を受賞されました。
1989年には春の叙勲で勲七等青色桐葉章を受章されました。
酒器を中心に花器や茶器などを制作されており、特に酒器は愛陶家から好評を得ていました。
2004年4月に逝去されました。
酒器を中心に花器や茶器などを制作されており、特に酒器は愛陶家から好評を得ていました。
2004年4月に逝去されました。
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