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金重有邦 作 「唐津土灰釉盃」

金重有邦 作 「唐津土灰釉盃」

(商品No. 7684)
49,500 円(税込)

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■作品の特徴

金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、
一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の窯出しされたばかりの新作唐津土灰釉盃(ぐい呑)です。

令和7年5月に窯出しされたばかりの最新作です。

平成中頃に有邦先生ご自身で唐津地方で掘り出した粘土を使用されており、
ご自身の施釉陶器の集大成として制作された唐津焼の酒器です。

これぞ唐津の醍醐味であると言わんばかりの土肌となっており、
やや砂けの多い粘土を手早く削ることで、備前とはまた違う素朴で力強い雰囲気に魅了されます。

釉調は非常にシンプルな鉄絵無しの灰釉オンリーの施釉ですが、
タイトルを「唐津土 灰釉」としている通り、セオリーに囚われず茶陶制作で培った色気のある佇まいとなっています。

正面の指跡も実に面白いのですが、何より見込みに偶然生まれた小さな釉薬の隙間が素敵で、
火間とも呼べない小ささですが、口縁部の釉垂れ、見込みに散った銀砂と相まって実に味わい深いアクセントになっています。

■作品の概容

共箱(四方桟)
径7.9cm×7.5cm×高さ4.5cm

■作品画像

金重有邦 作 「唐津土灰釉盃」 #1 金重有邦 作 「唐津土灰釉盃」 #2 金重有邦 作 「唐津土灰釉盃」 #3 金重有邦 作 「唐津土灰釉盃」 #4 金重有邦 作 「唐津土灰釉盃」 #5 金重有邦 作 「唐津土灰釉盃」 #6

※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。

公開日時:2025-06-13

■作者(金重有邦)について

金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。

1975年から父である金重素山先生の下で陶技を学びました。

1980年に独立、岡山で初個展を開きました。

現在は茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作されています。

特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、使い心地と外側のバランスを追求しています。

県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞などを受賞されました。

2002年に日本陶磁協会賞、2018年に山陽新聞文化功労賞を受賞されました。

2019年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。

個展にも力を入れており、県内外の各所で開催されております。


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