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藤原 雄 作 「備前酒杯」
(商品No. 7705)
38,500 円(税込)
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■作品の特徴
日本国内のみならず世界へと視野を広げ、
備前焼の魅力を広く伝えた人間国宝 藤原 雄先生の備前酒杯です。
一目で藤原 雄先生と分かる作風となっており、
小手先の技を排除した裸の心でぶつかってくるような作品です。
晩年期の作品で、やや小振りながらも雄先生の特徴がよく出ています。
小豆色の土味に対して、濃厚な焦げ茶色の緋襷が掛けられており、
登り窯の中で匣鉢の中に入れて焼成された作品です。
見込みは全面に緋襷が出ており、緋襷自体が光沢を帯びてるのも相まって、
外周部とはまた違う、まるで漆器や鉄器のような雰囲気を漂わせています。
一目で雄先生と分かる独特の造形となっており、
かなり高めの高台に、丸みのあるボディが合わさり力強いです。■作品の概容
共箱(二方桟)
径6.8cm×6.7cm×高さ5.7cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2025-07-04
■作者(藤原 雄)について
藤原 雄先生(1932年〜2001年 岡山県備前市生まれ)は、
備前焼で二人目の人間国宝の藤原 啓先生の長男として生まれました。
作陶にあたっては“単純・明快・豪放”をモットーとし、
大型の壺や鉢類を多く手掛け、「壺の雄」と呼ばれました。
また北大路魯山人の影響を受け食器も得意でした。
1972年からは「百壺展」「徳利とくり展」「百花展」「百鉢展」など、
シリーズ化して開催されました。
スケールの大きいレリーフやオブジェも数多く制作しています。
1967年に日本陶磁協会賞を受賞されました。
1980年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
1996年には陶芸界では初めてとなる、
親子二代での国指定重要無形文化財保持者になりました。
2001年に逝去されました。
主な受賞歴・・・金重陶陽賞、岡山県文化奨励賞・文化賞、山陽新聞賞、中国文化賞、芸術選奨文部大臣賞、アカデミア芸術・文化大賞、紺褒賞受賞
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