多久 守 作 「備前花入」(商品No. 7214) |
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16,500 円(税込)
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自他共に認める土マニアであり、終わりなき研究の旅路を歩み続ける、
多久 守先生のやや前作の備前花入です。
本体とは成分の違う土を表面に塗布した、所謂伊部手に類する花入です。
塗り土が胡麻に敏感に反応し、濃厚な茶褐色の土肌を形成しており、
鮮やかな黄胡麻や青みがかったえのき肌のような窯変が出ています。
作品上部からまるで霧がかかるかのように胡麻が焼き付き、
制作時に指先と作品の間に発生する液状化した粘土の皺を、
まるでサンドアートのように浮かび上がらせています。
箆目の一本一本にまで拘った造形は見事の一言に尽き、
多久先生の古備前への理解度の高さが伺えます。
底部は塗り土を施しておらず、更には渦を巻くように小石が並んでおり、
まさに「舞台裏」として胎土の土質や紐作りの手法が分かるようになっており、
多久先生が研究者として後に続くものを歓迎しているかのようです。
前作ですが汚れや使用感などはございません。
共箱(四方桟)
径15.3cm×14.5cm×高さ22.3cm
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公開日時:2024-02-10