金重陶陽 作 「備前湯呑」(商品No. 7309) |
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143,000 円(税込)
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初代人間国宝にして偉大なる備前焼中興の祖、金重陶陽先生の備前湯呑です。
陶印がかなり短めの「ト」になっていることから、
昭和30年後半に制作された最晩年期の作品であると思われます。
備前最上級と言われる良質の土を丁寧に選り分けて使用しており、
土の中でも小石や砂の含有の多い部分を使用してザックリとした土味としています。
柔らかで明るい茶褐色の土味をベースに、全体にほんのりと赤みが差しており、
観音土と呼ばれていた備前最高峰の粘土の妙味を余す所なく堪能出来ます。
高台部分には融着防止のために十字になるように藁を敷いており、
やや白く抜けた爽やかな土に、燃え上がるように濃厚な緋襷が掛かり見事です。
陶陽先生はかなり大型の湯呑か、或いは汲出し型の作品を多く手掛けていますが、
本作は湯呑と汲出しの中間に位置するような造形となっており、
湯呑みだけでなく特大の酒呑や、はたまたロックグラスのように使っても面白いでしょう。
鑑定箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
径7.8cm×7.8cm×高さ7.9cm
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公開日時:2024-05-19