高力芳照 作 「備前巨大化銀彩酒呑」(商品No. 7692) |
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15,400 円(税込)
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金重素山先生と金重有邦先生に師事しながらも、
気負うこと無く自身の作品づくりを追求する高力芳照先生の備前巨大化銀彩酒呑です。
令和6年6月に窯出しされた作品です。
これまでの作風とは打って変わって、まるで子どもの粘土遊びの作品のような、
とても脱力感のある不思議で異様な造形は、見た瞬間に一瞬時が止まってしまいました。
元来は平盃型の作品でしたが、焼成中に粘土自体が膨張し、
そのまま自重で変形することでこの異様な造形へと至っています。
特に大きく変形した口縁部は、上から見るとまるでムンクの叫びのようで、
叫ぶ口と口づけを交わすかのように酒を呑むこととなります。
誰もが知る名画との接吻というだけでも大変な驚きなのですが、
かなり肉厚にも関わらず、通常の田土系の酒呑よりも非常に軽いのにも驚かされます。
ただひたすらに頭を空っぽにして土と戯れる中で生まれてきた作品で、
それはまるでタロットの愚者のように、新たな道行きの始まりを暗示しているかのようです。
共箱(四方桟)
径9.1cm×8.5cm×高さ4.5cm
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公開日時:2025-06-21