伊勢崎晃一朗 作 「備前盃」(商品No. 7729) |
![]()
16,500 円(税込)
売約済 |
※ 送料、代引き手数料、全国一律無料
( お支払・配送についてはこちら ) |
人間国宝 伊勢崎 淳先生のご長男として生まれ、
類まれなるセンスと巧みな造形力により備前焼界に新たな風を吹き込む伊勢崎晃一朗先生の前作の備前酒呑です。
2012年までの陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品です。
晃一朗先生定番の激しい窯変をまとった平盃で、
作品の表面積の90%程度を自然釉が覆い尽くしています。
別の作品の上に、帽子のように乗せて焼き上げられた作品ですが、
古来からある焼成方法ながらも、晃一朗先生らしいアプローチによって実に新鮮に感じます。
逆さまの状態で壺などを焼く高温の場所に置かれたため、
作品全体を覆い尽くすようにたっぷりと自然釉を受けており、
その形状からもまるで編み笠が打ち付ける雨を受け流しているかのようで面白いです。
大量の胡麻は外周部に留まらず内側にまで侵入しており、
それが融着防止の貝殻を取り囲むように固まって貝跡と火間を同時に形成し、
まるで蝶の羽のような不思議な抜けを形作っています。
さらに口縁部に窯の壁から落ちたと見られる自然釉の結晶が付着し、
それらがまるでクリスタルのように固まっており非常に面白いです。
新品で購入後に大切に保管されていた未使用品です。
共箱(四方桟)
径10.3cm×9.8cm×高さ4.7cm
※クリックで拡大表示します。
※お客様のお使いのスマートフォン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2025-07-30