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金重有邦 作 「備前ヒダスキ酒呑」

金重有邦 作 「備前ヒダスキ酒呑」

(商品No. 6976)
20,000 円(税込)

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■作品の特徴

金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、
一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の前作の備前ヒダスキ酒呑です。

昭和62年の陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品と思われます。

伊部牛神下の特注の電気窯で焼かれた作品で、
幅広の胴と高台が素山先生と見紛うような堂々とした造りの酒盃です。

ゆったりと空間が広がるような見込みはまるで茶陶のようでもあり、
強く残された轆轤目による渦と相まって引き込まれるような存在感があります。

全体的に丸みが強く、ゆったりとした立ち上がりもあって柔らかい印象を持ちますが、
高台部分は非常に力強く削り込まれており、素山先生より継承した緩急自在の造形となっています。

作品全体を覆うようにたっぷりと緋襷が掛けられていますが、
見込み底や胴の一部ではしっかりと白土を見せており、
備前陶のみならず施釉陶全般を研究されている有邦先生らしいです。

前作ですが未使用品で汚れなどはございません。

■作品の概容

共箱(二方桟)
径7.0cm×6.2cm×高さ6.1cm

■作品画像

金重有邦 作 「備前ヒダスキ酒呑」 #1 金重有邦 作 「備前ヒダスキ酒呑」 #2 金重有邦 作 「備前ヒダスキ酒呑」 #3 金重有邦 作 「備前ヒダスキ酒呑」 #4 金重有邦 作 「備前ヒダスキ酒呑」 #5 金重有邦 作 「備前ヒダスキ酒呑」 #6

※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。

公開日時:2023-06-12

■作者(金重有邦)について

金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。

1975年から父である金重素山先生の下で陶技を学びました。

1980年に独立、岡山で初個展を開きました。

現在は茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作されています。

特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、使い心地と外側のバランスを追求しています。

県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞などを受賞されました。

2002年に日本陶磁協会賞、2018年に山陽新聞文化功労賞を受賞されました。

2019年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。

個展にも力を入れており、県内外の各所で開催されております。


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