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金重有邦 作 「伊部志呂酒呑」

金重有邦 作 「伊部志呂酒呑」

(商品No. 7215)
49,500 円(税込)

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■作品の特徴

金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、
一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の、
窯出しされたばかりの新作伊部志呂酒呑(ぐい呑)です。

令和6年2月に窯出しされたばかりの最新作です。

伊部牛神下の特注の電気窯にて焼成された作品で、
緋襷を更に突き詰め「志呂」の名を冠するに至った酒呑です。

これまで発表されてきた伊部土窯による「志呂」作品は、
炻器として成立する瀬戸際の火加減の中に眠る、
無垢で可憐で初な白を土の中から呼び起こしていましたが
本作は高温度帯にて完全に焼き締まった不変の白が展開されています。

良質の田土を使用した土肌は、焼成直後ながらすでに丸みを帯びており、
まるで川底で摩耗した石のような、芯を残した柔らかさのある質感となっています。

今回は有邦先生の特徴的なシンメトリックで静謐な造形ではなく、
轆轤挽きを上下に何度も繰り返すことで生まれる独特の土の起こりを持ち、
更に指先でじっくりと時間を掛けて削り出して濃密なテクスチャーを形作っています。

ほんの僅かに出た緋襷は、まるで藁がそっと触れただけのような風情があり、
他者へと問いかけるような作品を作り続ける有邦先生らしいです。

■作品の概容

共箱(四方桟)
径6.7cm×6.6cm×高さ5.7cm

■作品画像

金重有邦 作 「伊部志呂酒呑」 #1 金重有邦 作 「伊部志呂酒呑」 #2 金重有邦 作 「伊部志呂酒呑」 #3 金重有邦 作 「伊部志呂酒呑」 #4 金重有邦 作 「伊部志呂酒呑」 #5 金重有邦 作 「伊部志呂酒呑」 #6

※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。

公開日時:2024-02-11

■作者(金重有邦)について

金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。

1975年から父である金重素山先生の下で陶技を学びました。

1980年に独立、岡山で初個展を開きました。

現在は茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作されています。

特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、使い心地と外側のバランスを追求しています。

県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞などを受賞されました。

2002年に日本陶磁協会賞、2018年に山陽新聞文化功労賞を受賞されました。

2019年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。

個展にも力を入れており、県内外の各所で開催されております。


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