人間国宝無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。

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金重陶陽 作 「備前湯呑」

金重陶陽 作 「備前湯呑」

(商品No. 5669)
210,000 円(税込)

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■作品の特徴

初代人間国宝にして偉大なる備前焼中興の祖、金重陶陽先生の備前湯呑です。陶印が比較的短めの「ト」になっていることから、昭和30年前後に制作された晩年期の作品であると思われます。作品中央部には珍しく「玉」の文字が彫り込まれており、たっぷりと掛かった胡麻などを見るに特別な湯呑であると思われます。作品の片面を覆い尽くした胡麻は黄胡麻とカセ胡麻の中間のようになっており、緑色と黄色の織り混じった複雑な色合いが大変味わい深いです。ベースとなる土も金重陶陽先生らしいこだわり抜いた土を使用しており、外周部では胡麻の色味を引き立てるビターチョコの色合い、内側では外周部よりも一段と明るくなった紫蘇色や緋色など実に多彩な色合いが楽しめます。高台はいつもの金重陶陽先生らしく自然体ながらも、三日月高台として中央部をずらしており、流れるような削り口が実に鮮やかです。

■作品の概容

共箱(二方桟)
径7.7cm×7.6cm×高さ9.1cm

■作品画像

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公開日時:2019-11-05

■作者(金重陶陽)について

金重陶陽先生(1896年~1967年 備前市伊部生まれ)は備前焼六姓の一つ、金重家の分家 金重楳陽先生の長男として生まれました。父に師事し手作りの宝瓶で名を高めました。大正期から昭和初期にかけ様々な研究を重ね桃山風備前の土味を出すことに成功し、その頃からロクロ製作を開始し茶陶の製作にも打ち出しました。川喜田半泥子、荒川豊蔵、三輪休雪と交友も深められ、戦後には北大路魯山人、イサム・ノグチらから影響を受け芸域を広めました。その功績から備前焼中興の祖とよばれております。備前焼初の国指定重要無形文化財指定に認定され、1964、1966年にはハワイ大学夏季大学講師として招かれました。1967年には昭和天皇、皇后両陛下が備前をご訪問された際御前製作を行いました。
主な受賞歴・・・中国文化賞、山陽新聞賞、岡山県文化賞受賞、紫綬褒章、勲四等旭日小綬章


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