高力芳照 作 「備前窯変酒呑」(商品No. 7375) |
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26,400 円(税込)
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金重素山先生と金重有邦先生に師事しながらも、
気負うこと無く自身の作品づくりを追求する高力芳照先生の、
窯出しされたばかりの新作備前窯変酒呑です。
令和6年6月に窯出しされたばかりの最新作です。
リスクを恐れない攻めの窯焚きによって土の表情を引き出す高力先生らしく、
外周部ではまるで濡れた木炭のような濃い黒の灰被り窯変が、
更に一部では薄っすらと銀色に輝く灰被り窯変が展開されています。
金重一門の緋色は基本的に強く焼き込むほどに焼けて白色に近づいていきますが、
本作は限られたごく一部の場所でジャストタイミングで焼き上がったことで、
強い焼きを得つつも濃厚な緋色を残すことに成功した作品となっています。
見込みでは外周部とは打って変わってやや灰被りは控えめになっており、
作品正面と同様の極上の緋色の丸抜けが配されています。
齢五十を超えて何千何万と作品を手掛けてきた高力先生ですが、
近年は作品に絶妙な土の動きによる極上の色気を宿しつつあり、
本作も腰回りや高台の作りは見事の一言に尽きます。
高力先生が陶歴書に掲載している有邦先生の寄せ書きにある、
「凡に果てるか名人となるか」という言葉がありますが、
名人となるの言葉の中身とは何かを教えられたような気がします。
共箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
径7.1cm×6.8cm×高さ5.2cm
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公開日時:2024-07-26