高力芳照 作 「備前火襷巨大化酒呑」(商品No. 7426) |
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15,400 円(税込)
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金重素山先生と金重有邦先生に師事しながらも、
気負うこと無く自身の作品づくりを追求する高力芳照先生の新作備前巨大化酒呑です。
令和6年6月に窯出しされたばかりの最新作です。
これまでの作風とは打って変わって、まるで子どもの粘土遊びの作品のような、
とても脱力感のある不思議で異様な造形は、見た瞬間に一瞬時が止まってしまいました。
今回この大酒呑に使用された粘土は比較的粗めの山土なのですが、
かなり肉厚にも関わらず通常の田土系の酒呑よりも軽いのにも驚かされます。
口縁部も特に口造りはせず、挽きっ放しそのままという潔さで、
太めの畳付きが腰へとめり込んだ高台など一切の作為を捨てています。
一応分類上は焼成は緋襷に当たり、作品全体に藁の跡が見られますが、
土肌が藁を完全に食ってしまいまるで「藁の化石」のようになっています。
ただひたすらに頭を空っぽにして土と戯れる中で生まれてきた作品で、
それはまるでタロットの愚者のように、新たな道行きの始まりを暗示しているかのようです。
共箱(四方桟)
径7.2cm×7.0cm×高さ6.0cm
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公開日時:2024-09-14