金重道明 作 「伊部酒盃」(商品No. 7431) |
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88,000 円(税込)
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備前焼人間国宝の金重陶陽先生の長男として生まれ、
伝統の中に独自のセンスを盛り込んだ作風で万人を魅了した金重道明先生の伊部酒盃です。
共箱や作風から見て金重道明先生の中期から晩年かけて作られたと思われ、
金重陶陽先生の築いた登り窯を受け継いで焼成された酒盃です。
良質の粘土を使用したと一目で分かる美しい土味をベースに、
灰被り窯変、金彩、緋色と備前登り窯王道の景色が宿っています。
金重陶陽先生と共に丁寧に田土を仕込んでいた道明先生らしい、
様々な色合いへと変化する千変万化の土味はまさに見事の一言に尽き、
紫蘇色を起点としてオレンジ色や茶褐色など部位ごとに様々に変化しています。
見込み全体は灰被り窯変となっていますが、中央部には淡い緋色の抜けがあり、
酒を注ぐことで灰被りの黒と抜けの緋色が、まるで輝くようにして濃くなっていきます。
シンプルで衒いのない造形を好む道明先生らしい徹底した無駄のない造形で、
かすかな造り手の声すらもかき消してしまう程の静かな作風は、
今目の前にある酒の味と見込みの極上の景色の二つに集中できます。
共箱(薬籠蓋)
径9.0cm×8.8cm×高さ4.0cm
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公開日時:2024-09-19