島村光作「備前登窯水滴」　～備前焼専門卸小売店川口陶楽苑～

島村光作「備前登窯水滴」

（商品No. 7474）

49,500 円（税込）

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■作品の特徴

古来より連綿と続いてきた備前細工物というジャンルを、
独特の感性と創造力を持って継承する島村光先生の備前登窯水滴です。

身近なものを洒脱なデフォルメを交えて作品として表現する島村先生らしい、
登り窯のこんもりとした形が実に可愛らしい水滴です。

途絶えかけた備前細工物に再び火を灯さんとする島村先生らしく、
これまで数多の名工が手掛けてきた「水滴」という作品を見事に仕上げられています。

石膏型で起こした後に箆で細部を仕上げて完成させており、
焚き口や煙突などのパーツ、登り窯各部屋のアーチなど、
掌に乗るサイズながらも名人の技が余すこと無く詰め込まれています。

島村先生の技術の高さは、細工物の箆使いはもちろんですが、
焼成においても細工物のデザインを活かす緻密な計算にも発揮され、
本作も炎の輝きを意識させるふんわりとした緋襷が出るように仕上げられています。

本作は中に小さな玉が入っており、土鈴のように音が鳴ります。

■作品の概容

共箱（四方桟）
径7.6cm×5.6cm×高さ5.4cm

■作品画像

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公開日時：2024-11-05

■作者（島村光）について

島村光先生は1942年に岡山県瀬戸内市長船町に生まれました。

浪速短期大学（現大阪芸術大学短期大学部）絵画科を1962年に卒業されました。

その後、備前焼細工物に魅了され、1975年に陶芸の道に入られました。

1978年に長船町に穴窯を築き独立され、1992年には現在の久々井の地に登り窯を築きました。

2013年には備前市指定無形文化財の備前焼製作技術保持者に認定、2019年に岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。

2024年には岡山県文化賞を受賞されました。

東京、岡山、ニューヨークなど各地で個展を開催されています。

人間国宝、無形文化財等、備前焼の有名作家による個性溢れる作品を一堂に展示しています。