金重有邦 作 「伊部志呂酒呑」(商品No. 7302) |
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49,500 円(税込)
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金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、
一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の伊部志呂酒呑(ぐい呑)です。
令和6年2月に窯出しされたばかりの最新作です。
伊部牛神下の特注の電気窯にて焼成された作品で、
緋襷を更に突き詰め「志呂」の名を冠するに至った酒呑です。
これまで発表されてきた伊部土窯による「志呂」作品は、
炻器として成立する瀬戸際の火加減の中に眠る、
無垢で可憐で初な白を土の中から呼び起こしていましたが
本作は高温度帯にて完全に焼き締まった不変の白が展開されています。
良質の田土を使用した土肌は、焼成直後ながらすでに丸みを帯びており、
まるで川底で摩耗した石のような、芯を残した柔らかさのある質感となっています。
小さな写真ではまるで志呂茶碗に見える程研ぎ澄まされた造形となっており、
作品毎に微調整された高台や、茶碗と同等と言っても過言ではない口の造りなど、
どの部分を見ても力の入った作品であることが分かります。
ほんの僅かに出た緋襷は、まるで藁がそっと触れただけのような風情があり、
他者へと問いかけるような作品を作り続ける有邦先生らしいです。
共箱後日(恐れ入りますが発送までしばらくお時間がかかります。)
径6.2cm×6.0cm×高さ4.8cm
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公開日時:2024-05-11