金重有邦 作 「伊部ぐい呑」(商品No. 7525) |
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55,000 円(税込)
売約済 |
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金重一門の中にありながらも常に自分自身への問いかけを続け、
一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の窯出しされたばかりの新作伊部酒呑です。
令和6年11月に窯出しされたばかりの最新作です。
新たに設計した耐火煉瓦を使用しない土だけの穴窯「つちがま」を使用し、
金重の焼き方と特異な穴窯とが融合した作品となっています。
備前地方では今秋は雨が多く、今回の窯焚きではモセ(窯内の湿気)が非常に上手く作用し、
濃厚な灰被り窯変と鮮やかな緋色が見事に同居した作品が数多く採れる結果となりました。
正面の抜けや見込みでは極上の田土を使用した味わい深い土味が出ており、
やや硬質な焼き上がりながらも、土味が枯れ果てることなく生き生きとしています。
灰被り窯変自体の色合いや質感も有邦先生らしい質の高さとなっており、
美しい鼠色の肌が非常に丁寧な手入れと相まって、いつまでも酒で磨きたくなる極上の肌をなっています。
あまりにも柔らかで指を優しく撫でてくれるその質感は、
目を閉じて触ると灰被り窯変と分かる人は少ないのではないでしょうか。
口縁部は薄手で絞り込むように作られ、腰から高台にかけてはやや肉厚という、
まさしく素山イズムな造形バランスは、茶碗レベルに造り込まれており抜群の持ち心地となっています。
共箱後日(恐れ入りますが諸事情により桐箱完成まで一ヶ月程度お時間がかかります)
径6.7cm×6.3cm×高さ5.5cm
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公開日時:2024-12-29