金重 愫 作 「備前酒呑」(商品No. 7612) |
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44,000 円(税込)
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金重素山先生の長男として円山窯を受け継ぎ、
繊細で優雅な土味と力強い造形の調和により、
多くの人々を魅了する金重 愫先生のやや前作の備前ぐい呑です。
数年前に制作された作品で、愫先生らしい強烈な窯変をまとった力作です。
窯変を狙う際にはとことん焼き込む愫先生ならではの、
まるで土が焼き切れるかのような重く激しい窯変が出ています。
背面部分をまるで侵食するかのように覆った灰被り窯変はまさに溶岩そのものであり、
ヌラリと鈍く輝く灰の塊は吸い込まれそうな美しさと危うさがせめぎ合っています。
黒銀の灰の塊と共に、隈取り部分では光り輝く金彩まで出ており、
かなり高温域での焼き込みであったことが推察されます。
破損するギリギリのラインを試すかのような挑戦的な焼き込みでありながら、
土肌自体は実に泰然としていて味わいを保っており、使われた土の良さに感服する他ありません。
造形面ではシンプルかつ伸びやかな筒型の酒呑となっており、
やや薄手な造りも相まって、余計な動きを廃した精悍な佇まいが見事です。
新品で購入後に大切に保管されていた未使用品です。
共箱(四方桟)
径6.6cm×6.3cm×高さ6.2cm
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公開日時:2025-03-31