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金重有邦 作 「唐津土灰釉茶碗」
(商品No. 7721)
385,000 円(税込)
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■作品の特徴
金重一門の中にありながらも常に自分自身への問い掛けを続け、
一人の陶工として作品制作をする金重有邦先生の窯出しされたばかりの新作唐津土灰釉茶碗です。
令和7年5月に窯出しされたばかりの最新作で、東京の個展に出品されていた作品です。
平成中頃に有邦先生ご自身で唐津地方で掘り出した粘土を使用されており、
ご自身の施釉陶器の集大成として制作された唐津焼の酒器です。
本作は唐津というよりもむしろ井戸に近い雰囲気を持った茶碗で、
やや砂けの多い粘土に薄く灰釉をかけられており、素朴ながらも繊細な佇まいに魅了されます。
「唐津茶碗」とは書かず、唐津土を用いた灰釉茶碗として自由に制作されており、
色々な約束事は一度忘れた上で、50年の作陶人生で培った「お茶を美味しく味わう」ことに特化した茶碗です。
シンプルな灰釉オンリーの施釉で、胎土の色合いを透過して井戸風の柔らかな琵琶色になっており、
特に見込みは土のキメ細かさによって、非常に微細な釉薬縮れが生まれ陶器の肌とは思えません。
使用時にはこの肌がお抹茶の粒子を優しく受け止めつつ、口元へと運ぶ際には再撹拌を促進させ、
土肌全体は熱気と湿気を帯びて人肌のように変化し、お茶を味わう為の究極の器へ変貌します。
釉薬を流しかけた際に生まれる、白波のような釉垂れも味わい深い景色となり、
使い込んでいけば古の井戸の名物のような枯れた肌合いになっていくでしょう。■作品の概容
共箱(四方桟)
径11.6cm×11.5cm×高さ8.1cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2025-07-21
■作者(金重有邦)について
金重有邦先生は無形文化財 金重素山先生の三男として生まれました。
1975年から父である金重素山先生の下で陶技を学びました。
1980年に独立、岡山で初個展を開きました。
現在は茶碗や水指、花入などの茶陶を中心に食器を制作されています。
特に好きな茶碗では内の造形(見込み)を重視し、使い心地と外側のバランスを追求しています。
県展山陽新聞社賞受賞、茶の湯の造形展奨励賞受賞、淡交ビエンナーレ奨励賞などを受賞されました。
2002年に日本陶磁協会賞、2018年に山陽新聞文化功労賞を受賞されました。
2019年には岡山県指定重要無形文化財保持者に認定されました。
個展にも力を入れており、県内外の各所で開催されております。
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