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近藤正彦 作 「引出酒呑」
(商品No. 7736)
11,000 円(税込)
売約済
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■作品の特徴
隠崎隆一先生の下で学び、土の持つ様々な表情を巧みな成形技術で引き出す近藤正彦先生の前作の引出酒呑です。
2017年までの陶歴書が同封されており、その頃に制作された作品と思われます。
近藤正彦先生オリジナルの、水面に浮かぶ波紋のようなデザインを取り入れた酒呑で、
緩やかな四角形に整えられた力強い造形と相まって、まるで枯山水の概念を酒呑で表現したかのようです。
特に底部が印象的で、立体的な波紋や3つの接地面による曲線美が見事に調和しており、
眺めていると近藤正彦先生の細部にまでこだわる作陶姿勢が感じられます。
このような造形美を楽しむ作品にありがちな、粘土量による過度な重量感もなく、
使用感としては通常の備前酒呑に近い感覚でお楽しみいただけます。
窯内から焼成中に取り出す「引出技法」による独特の景色も魅力で、
見込みにはまるで黒曜石のような胡麻の塊があり非常に興味深いです。
新品で購入後に大切に保管されていた未使用品です。■作品の概容
共箱(四方桟)
径7.2cm×7.3m×高さ5.4cm
■作品画像
※お客様のお使いのパソコン、使用時の環境等で写真と実物が若干異なる場合がございます。予めご了承下さいませ。
公開日時:2025-08-06
■作者(近藤正彦)について
近藤正彦先生は1971年に岡山県倉敷市に生まれました。
京都府立陶工高等技術専門学校成形科や京都市立工業試験所専科を経て、
1996年から岡山県指定重要無形文化財保持者の隠崎隆一先生に師事されました。
2003年には岡山県瀬戸内市牛窓にて築窯・独立し、翌2004年に初窯を出されました。
岡山県美術展や田部美術館大賞「茶の湯の造形展」などで入選されています。
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