高力芳照 作 「備前窯変酒呑」(商品No. 7838) |
16,500 円(税込)
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金重素山先生と金重有邦先生に師事しながらも、
気負うこと無く自身の作品づくりを追求する高力芳照先生の、
窯出しされたばかりの新作備前窯変酒呑です。
令和7年9月に窯出しされたばかりの最新作です。
リスクを恐れない攻めの窯焚きによって土の表情を引き出す高力先生らしく、
外周部ではまるで濡れた木炭のような濃い黒の灰被り窯変が、
更に一部では薄っすらと銀色に輝く灰被り窯変が展開されています。
金重一門の緋色は基本的に強く焼き込むほどに焼けて白色に近づいていきますが、
本作は限られたごく一部の場所でジャストタイミングで焼き上がったことで、
強い焼きを得つつも濃厚な緋色を残すことに成功した作品となっています。
見込みでは灰被り窯変の墨色と土味の緋色がせめぎ合っており、
そこに水面に映る満月のような小さい丸抜けが合わさり最高の景色を形作っています。
本作は力強い二重高台と双子の檜垣紋を組み合わせた意匠となっていますが、
上記の土味が作為の強さを上手く包み隠しており、バランスの良い作品に仕上がっています。
共箱(四方桟)
径7.1cm×7.0cm×高さ5.7cm
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公開日時:2025-11-18
高力芳照先生は1970年に兵庫県赤穂市で生まれました。